☆☆ 最近の傾向として学生は多忙だ!! ☆☆
昨今の就職問題は複雑化している。
就職解禁日がコロコロ変わる
論理的思考回路がショートした無能な役人の為に右往左往するのは、学生だけでなく大学、更には企業もだ。
では、一体学生が多忙な理由は何だろう?
簡単だ。アルバイトで学費を稼ぐためだ。
世界の工場であった中国が失速した結果、製造業の国内回帰が明確になった。
その結果、技術者不足が深刻化している。
就職を控えた学生には朗報だ。
だが技術系学生に恐ろしい現象が見られる。
IT系には滅法に強いのだが、アナログ的思考が出来ない傾向が強い。
物事がデジタル思考なのだ。
仕事上や周囲との調和をとるためのコミュニケーション不足が深刻だ。
TVドラマ「下町ロケット」では、ある大手企業が陰険なイメージに脚本されているがそんな事は無い。
ドラマゆえの起承転結の筋書きなのだ。モデルのMHIは、極めて人のコミュニケーションが取れている。
大手企業のメリットは、福祉や手厚い制度が充実しているが中小企業はそれが少ない。
しかし任される仕事の内容もかなり相違する。
一番の違いは、給与体系だろう。
就職先に大手企業を目指すのも良いが、技術力を備えた中小企業も捨てがたい魅力が有るのだ。
人に使われるのが嫌なら自分で起業すればよい。
ゼロを設計した三菱航空機の堀越二郎は、大空に憧れて入社して世界に誇れる名機を開発した。
しかし本当にモノづくりを支えたのは、周りのスタッフだろう。
それこそ掃除のおばさん、守衛さん、事務方、製図工の支えがあったからと思う。
天才的なカリスマは必要であるがチームワークの勝利に違いない。
チームワークは、皆の協力とコミュニケーションなのだ。
優秀な工業製品を開発するには、普段からの物事への些細な疑問と解決能力を備えるべきだ。
堀越二郎は、世界の優秀な飛行機を自分の目でみて実感した。
例えば以下の写真で示す 当時の技術水準で完成された 最新式の複葉機を見て将来の高速化には相応しくない設計を感じていた。
その様な感性を持たない学生は開発畑に進むべきではない。
些か厳しい評価であるがそれが現実なのだ。
現実に夢破れた人は、どんなに良い企業に就職出来ても1〜2年で退職する。
良い企業とは、決して給与体系が良い所ではない。
人間関係の良い所が一番だ。
ごきげんよう