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    2011.01.12 Wednesday

    生活支援ロボット(介護ロボット)続き 2011年1月12日

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       生活支援ロボットは、その用途によって多くの種類に分類される。

       従って介護する側の一番負担が大きいのは、やはり移乗支援作業である。
       最近では、あちらこちらで家庭内介護で大変なご苦労をされている事例を多く聞くようになったから決して他人事ではない身近な問題の一つだ。
       以前に介護ロボットの研究会で、聴衆に来られていたご老人から「私はロボットなんかに面倒を見て貰いたくない」と感想を述べられていたことを思い出す。
       誰だって、ロボットより血の通っている人間に面倒を見てもらいたいのはやまやはである。
       しかし、近い将来には、そんな事を言っておれない時代が来ることも確かである。
       ロボットを好むと好まないに関わらず、貴方の家庭の中に生活支援ロボットは、ある日やって来る。
       例えば昭和40年代では、マイカーを持つことはゆとりある生活のシンボルであって、カラーテレビを始めて購入したのもこの時代である。
       カラー放送は、一日の中の限られた時間だけであった。
       マイカーにクーラーを着けたときには、ガラス面に冷房車とステッカーが貼っていたのを思い出す。
       一般的に暑い日には、家族でデパートに涼みにいくのが楽しみだった時代である。
       それが今や3種の神器どころか!一部屋に1台のエアコンが当たり前、一家に2台の車、自動食器洗い機、マッサージチェアに浴室サウナ、エレベーターまで家庭の中にある。
       ならば、介護ロボットが家庭に1台有っても当然なのだ。
       深夜にトイレに行きたくなっても介護ロボットを呼べば、直ぐにやってきてトイレに運んで貰ったほうが気が楽な事もあるだろう。
        寒い日は、トイレが近くなるので、なおさらである。
       この様な移乗移動支援ロボットであっても売価50〜60万円位で販売できる可能性はあるが、販売数が少ない期間は、どうしても高くなる。
       ちなみにロボットタイプでは、350万円で既に販売されている。
       介護ロボットを企画、製造するメーカー側では、開発費用が相当必要なことや製作しても売れるかどうか分らないリスクを抱えて二の足を踏む企業が多いのも事実だ。
       さらに薬事法などのハードルが立ち塞がると申請費用でけでなく申請期間の手続きなど軽く1年は必要となる。
       デンマークなどは、福祉機器の良いものがあれば、積極的に導入しているようだ。日本だけがマーケットでないと言い切る企業も出ている。
       次回は、要介護者にならないためのロコモティブシンドローム(運動器症候群)に関する話題を書きたいと考えている。


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      13:32 | 科学 | - | - |

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